システム統合の事例を紹介!実例に基づくと良い理由と注意点も解説!

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M&Aにおけるシステム統合では、さまざまなトラブルが起こるリスクがあります。

スムーズに統合を実現するためにも、システム統合の事例を参考にすることは有効です。

システム統合の事例から、成功要因、失敗要因を学ぶことで、自社のシステム統合の方針や計画に反映しましょう。

この記事では、中小企業の事例ではありませんが、国内におけるシステム統合の成功事例と失敗事例を
それぞれ1つずつ紹介します。

日東富士製粉株式会社の事例

日東富士製粉株式会社は、日東製粉株式会社と富士製粉株式会社のM&Aによって生まれました。

システム統合の方針は、経営管理・税務・顧客窓口について基本的な最低目標を定めました。

システム統合の方法は、両社の資産を生かし、生産性の低下リスクに配慮しながら、最小限のシステム開発による片寄せ型のシステム統合を選択しました。

システム統合は、早期に


 ・財務諸表を作成するための機能
 ・生産項目の再編成をするための販売管理機能
 ・経営判断を一本化するための実績に関する収集と集計の機能
 ・マスタ整備や管理方法の改修

といったことを実施し、速やかに現場に受け入れられることに成功しました。

業務部門と情報システム部門の連携ができないことに留意し、ITベンダーが両者の橋渡しをする役割を担ったことで、両者が納得できるシステム統合を早期に実現できたことも特徴です。

早期にシステム統合の方針を定めたこと、目標が明確だったこと、ITベンダーが第三者として業務部門とシステム部門の橋渡しのサポートをしたことなどが、システム統合を成功させた要因と言えるでしょう。

みずほ銀行の事例

みずほ銀行は2002年の第一勧業銀行、富士銀行、日本興業のM&Aによる合併で生まれました。

3つの銀行で独自に運用していたシステムを統合する際に失敗をしています。

みずほ銀行は、開業当日からシステム障害によってATMの障害発生や口座振替の遅延、二重引き落としや未処理などが相次いで発生しました。

この失敗の原因は、M&Aをする3つの銀行の歩み寄りがなかったのが原因と後になって考察されています。

システム統合の方向性がいつまでも決まらないまま期日が近づき、無理のある3社のホスト接続につながりました。

プレPMIの時点で歩み寄りをしてシステム統合の骨子を作り上げることが重要だとわかります。

まとめ

システム統合について、成功事例と失敗事例から学ぶことがあったのではないでしょうか。

M&Aは次々におこなわれているので、今後も新しい事例が公表された際、参考になる部分を取り入れていきましょう。

この記事を書いた人

合同会社TAMパートナーズ代表社員。中小企業診断士。ITコーディネーター。大手IT企業において、IT導入のPMや事業戦略策定や新規事業開発などを30年に渡って経験。ITの知見と、組織統合におけるマネージメント経験を活かし、中小企業のPMIサポート事業を展開。

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